金融とは、“お金を融通すること”です。
具体的には、お金が余っている、もしくは今は使わない人(資金余剰主体=お金の出し手)から、お金が必要な人(資金不足主体=お金の受け手)へ資金を融通することをさします。金融には、直接金融と間接金融があります。
お金の出し手がお金の受け手へ直接資金を融通するもので、具体的には株式や債券による資金調達方法が該当します。
銀行など金融機関を通じてお金を資金調達する方法をさし、具体的には銀行からの融資が該当します。
金融市場とは、お金の融通(お金の貸し借り)が行われている場です。金融市場は、取引期間が1年未満の短期金融市場と取引期間が1年以上の長期金融市場に分かれます。短期金融市場には、金融機関のみが参加可能なインターバンク市場と、一般企業なども参加が可能なオープン市場があり、長期金融市場には、株式市場と債券市場があります。
● インターバンク市場にはコール市場と手形市場があり、コール市場で取引される「無担保コール翌日物金利」が、短期金利の代表的な指標となっています